何度プロポーズしたっていい
12月4日は、「1(いつも)2(ふたり)4(しあわせ)」にちなんで選んだ。「ジュエリーは形のある愛」という言葉を掲げ、愛情を表現する大切さを長年語ってきた泉さんだが、来店した男性客の言葉に驚かされることがあるという。 「ジュエリーをプレゼントするときにどんな言葉を掛けるかを尋ねたら、『え、何か言わなきゃいけないの?』と聞き返す男性の多いこと!黙って渡すだけではダメ。かといって、『いつもありがとう』だけでもダメです」 このため、泉さんは手渡すときに使えるメッセージカードも準備。男性客から「奥さんが頑張ってきたこと」を聞き出し、カードの書き方までアドバイスすることもある。この取り組みが奏功し、「嫁が泣いて喜んでくれた」と感謝する客が後を絶たないという。 「よく聞く離婚理由に、性格の不一致がありますよね。会話量の減少もひとつの原因です。『他愛もないことやグチを言わないのが相手への思いやり』と考える人もいますが、互いが自分を表現する機会が減れば、相手のことがわからなくなります」 「私たちと一緒に12月4日を『プロポーズ革命の日』にしてしまって、パートナーに気持ちを伝える大切さを見つめ直してもらえれば。プロポーズなんて、何回やったっていいじゃないですか」
「あなたは鷹の次だけど、それでもいい?」
さて、P-1グランプリで鷹にプロポーズするという鷹匠歴10年の畔さん。「バタバタッという羽音と共に、カモの群れが水面から一斉に飛び立つ。その一瞬の中で狙った獲物が同じだったとき。あのときほど鷹と一体感を感じることはない」と鷹の魅力を語る。 そもそも鷹は人に懐かない鳥だ。そのため鷹匠は、パートナーである鷹との信頼関係づくりに時間をかける。特に最初は、人が与えた餌を食べるようになるまで3日、腕に乗るまで3日、そして歩く人の腕に乗ったままじっとできるようになるまで1カ月以上を要するという。 「鷹匠はひたすら鷹に安心感を与え、うまくできたら褒めちぎるのが仕事。これがずっと続くんです。惚れた相手とじゃないと、できないでしょう?」 とはいえ、実は畔さんは人間の夫がいる既婚者。夫からのプロポーズに「あなたは鷹の次だがそれでも構わないか」と尋ねた逸話を持つ。P-1グランプリでは、一体どんなプロポーズを見せてくれるのだろう。 P-1グランプリは12月4日20時スタート。他にもさまざまなプロポーズエピソードを募集している。さらにプロポーズを花で支援する「プロポーズ革命家」も募っている。 「最近パートナーと気持ちを交わせていない」という人は、4日のYouTube配信を視聴してみてはいかがだろう。 (まいどなニュース特約・國松 珠実)